2017/02/18 23:55

「北欧デザイン」といえば、マリメッコやイケアのデザインに見られるような、
ぺったりとした濃淡のない明るい色合い、花やフルーツの単純化されたモチーフが浮かびます。

でも、ちょっと大人になってくると気づくのが ARABIA Ruskaシリーズの渋いおしゃれ。
    
最初は「は?」って思う方もいらっしゃるはず。地味!とか、おっさんくさい!とか。
でも、この「ざらり」感、マット感と色味の渋さがなかなか素敵で、見ているうちに欲しくなってきちゃいます。


この茶色い色は、個体によって出方が違うといわれています。
どこかの商品説明で「ルスカというのは紅葉のこと」と書かれているのを読んだことがあるのですが、
たぶん、「枯れ葉」という意味なんじゃないかな、と勝手に解釈しています。


結構な重量がありますので、か弱い女性の方は絶対に片手ではポットや大皿は持てない・・と思われます。
でも、カップだけでもデミタス、コーヒー、ティー、モーニング、マグと、いろいろ種類がありますし、
プレートや大皿、ボウルのサイズも形もいろいろ。

なんといっても、Ulla Procope のデザインしたこの形、無駄がなくてとても実用的。
オーブンにも使えるので、「これでラザニアやキッシュを作ったらおいしそうに見えるなあ・・」なんて、
料理の手間をとりあえず置いておいて妄想に走ってしまいそうです。
飽きのこないデザインですし、ヴィンテージ食器というものは価値が下がりにくいので、
気に入ったら見つけた時に買っておいても決して損はしません。

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