北欧デザインの食器と言えば ARABIA、Gustavsberg、Rorstrandなどが有名どころですが、

ドイツの陶磁器メーカー Rosenthal もオススメです。

今回ご紹介するのは「ロマンス」シリーズ。

ローゼンタールのシリーズの名前には、「形」と「柄」とがあり、「ロマンス」というのは形の名前です。

この形をデザインしたのは、デンマーク人アーティスト Bjorn Wiinblad です。

ウィンブラッドは、NYMOLLE の陶器に描かれた絵柄などでも有名で、

どちらかというとデコラティブなデザインが多いです。

ローゼンタールには、「スタジオライン」というラインアップがあります。

スタジオラインでは、優秀なデザイナーを起用してデザインを手がけさせたのですが、

1960～80年代には北欧のデザイナーが多く起用されています。

こちらの「ロマンス」シリーズもそのラインアップのひとつで、

こちらで紹介している商品も 1960～80年代ごろのヴィンテージ品、アンティーク食器です。

このシリーズの特徴は、表面の細かなレリーフです。

楕円形の繊細なレリーフが全体にほどこされています。

上のカップはデミタスカップで、普通のカップと比べると小さい、エスプレッソサイズです。

写真ではなかなか伝わりにくいのですが、ミニチュアのようにかわいいカップです。

アラビア ルスカのコーヒーカップと並べてみました。ちょっと小ささが伝わるでしょうか？

ローゼンタールの陶器は、ガラスのように薄くて日が透けて見えてしまうほどです。

フェミニンでとってもかわいらしい女性向けのカップです。

こちらも同じくデミタスカップです。

同じデザインで、普通サイズのカップもありますが、

カップが小さい分、デミタスカップのほうが金彩が華やかに見えます。

こちらの写真はふつうサイズのカップです。

ローゼンタールのカップは、小さめの容量のものが多いのですが、

ロマンスのカップに関しては、十分な容量があります。

花柄はちょっとかわいすぎる・・・という方にオススメなのがこちらの水色の模様のものです。

おそろいのデザートプレートもありますので、トリオで１客ずつ集めていくのも楽しいものです。

写真だけではなかなか良さを伝えきれないのですが、、、

薄くて華奢な陶磁器のカップ＆ソーサーでコーヒーや紅茶を飲むと、

家で飲んでいてもお店（カフェというより「喫茶店」）で飲んでいるような気分が味わえます。

丈夫で扱いやすいマグカップもお仕事中やお勉強中にはよいのですが、

お気に入りのカップ＆ソーサーを見つけて、

カップのたたずまいを愛でながらティーブレイクをしてみるのも

毎日の生活を少しだけ楽しくするにはいいですよ。