特別感あるハンドペイントの器

 アンティーク商品には、手描き・手塗りで絵付けがされているものが数多くあります。

 プリントや転写で絵付けされているものに比べ、エナメルのような絵の具の質感や色の濃淡など、ハンドペイントならではの奥行きが感じられます。

 このような「風合い」は、なかなか現物を手に取ってみないとわからないものですが、当店ではできるかぎりそういった風合いを写真でも伝えられるよう、撮影の際に気を付けておりますので、是非写真をよくご確認ください。

 そういった魅力あるハンドペイント商品の一部をご紹介いたします。

Foley 花柄

一点一点、絵柄のすべてが手描きされているため、多少の個体差があります。絵筆のタッチが見て取れる、レトロでほのぼのとした雰囲気の花柄です。

Johnson Brothers ガーデンブーケ

絵柄の枠部分は型で押されていますが、色が手塗りされています。ガラスコーティングよりも下の、地の陶器層に絵付けされているため、色剥げがおきません。

Minton ディンティースプレー

エナメルのようなツヤ感のある絵の具がみずみずしい、美しい色合いです。

Royal Grafton シャンティ

ピンクや青の絵の具がところどころに塗られており、どちらかというと控えめで上品なデザインです。カップ持ち手の部分がピンク色に塗られているのがポイントです。

Collingwood つばめと花畑

赤や青などに塗られた部分は、絵の具が分厚く盛り上がっています。ふちどりのロイヤルブルーも手塗りされています。

Paragon 蔦

黄色く色づいたツタの葉が描かれており、和の雰囲気も感じられるデザインです。

Crown Staffordshire 孔雀

どちらかというとオリエンタルな図案ですが、鮮やかな色味とゴールドのふちどりで華やかなデザインです。細部まで絵柄が細かいので、是非、別の角度の写真もご覧ください。

Spode ウィッカーデール

スポードの商品にも手塗りで色付けされているものが多くあります。絵柄の配置や色の濃淡など、個体差が大きく印象が異なるものもあるため、一点ずつ撮影をしているケースが多いです。お好みの一点をお選びください。

Grafton 黄色い花柄

黄色い花をつけた枝が手描きされています。お皿のデザインもぜひご覧ください。

Grafton パステルカラー花柄

小花柄がひとつひとつ手描きされており、やさしくかわいい印象のお皿です。

Wedgwood バッズ&ベルズ

本当に手描きなのか疑ってしまう細かな絵柄ですが、ひとつひとつ手描きされており、わずかな個体差もございます。

Sheila Southwell 風車

こちらは陶磁器メーカーが絵付けしたものではなく、アーティストさんが独自に、白地の陶磁器に絵付けをしたもので、署名も入っています。楽しみながらデザインしたのが伝わってくる、牧歌的でかわいらしい絵柄です。

DENBY グリーンウィート

麦穂が手描きされたシリーズです。ほかにもDENBYの商品には、絵柄が手作業で入れられているものが多くあります。

Boch ベーレンボント

ベルギーのメーカーで、どちらかというとシンボリックに単純化された花の絵柄などが手描きされていることが多いです。こちらのメーカーは、ガラスコーティングが分厚く、ツヤが強い印象があります。

Bing&Grondahl シーガル

カモメのクチバシや羽根などに、ゴールドがのせられています。鳥の部分にも個体差があり、ひとつひとつちょっとずつ表情や印象が異なります。

Jersey Pottery 花瓶

こちらのメーカーは、食器類よりも花瓶などの小物が多いですが、ずっと眺めていたくなる、愛着を感じる個性的なデザインです。たくさん開けられた穴ももちろん、手仕事でしょうし、絵柄もすべて手描きで、小さくても存在感があります。

Midwinter フォーリンリーブズ

いろいろな木の葉が手描きされています。地に塗られた格子状のグレーの色も手描きで、現代ではなかなか見つけられないデザインです。

Vernonware ベルエアー

どちらかというと格子柄などの幾何学的なパターンをモチーフにしたデザインが多いメーカーです。ただの格子柄と比べると、手描きならではの揺れのあるラインに愛嬌があります。

ほかにもいろいろ。ぜひご覧ください