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2017/08/29 15:06

コーヒーと紅茶、どちらがお好きでしょうか?
日本人の嗜好としては、どちらかというとコーヒーを飲まれる方のほうが多いようにも思いますが、
たまにコーヒーが飲めない体質の方もいらっしゃいますし、
紅茶も紅茶でさっぱりして美味しいものです。

本日は、ときどき質問される「ティーカップ」と「コーヒーカップ」の違いについての記事です。

まず、どう違うのか?という点を端的に言えば、「紅茶用のカップは口が広い」のが特徴です。

こちらは、インペリアル・ポーセレンのティーカップです。典型的には、このような広がった形をした浅型のカップが紅茶用です。

ローゼンタールを例にとると、下の写真では、左側がティーカップ、右側がコーヒーカップです。

香りや色を楽しむためにも、紅茶は広めの口になっているようです。

ついでに、コーヒーポットとティーポットについてもご紹介しておきます。

こちらは、ローゼンタール 「ポリゴン」シリーズのものです。
左側がティーポットで、右側がコーヒーポットです。
ティーポットは一般的には背が低めで、胴体部が太めです。
おそらくは、中に茶葉を入れてお茶を出すことを前提としてデザインされているためで、
胴体部分と注ぎの「首」との付け根の箇所に茶こし
(壁があって、小さな穴がいくつもあけられている)
が付けられているものも多いです。
ARABIA Ruska シリーズのティーポットなどは、器とは別に、茶こしの部品がついています。


コーヒーポットについては、「どうやって使うの?」という質問を受けることもあります。
一般的には、コーヒーフィルターなどを上に乗せてそのままコーヒーを落としたり、
コーヒーメーカーで作ったコーヒーを移したりして使います。
我が家ではコーヒーポットにフィルターでコーヒーをまとめて数杯分 落とし、
飲みたいときにカップやグラスに移して飲んでいます。

また、ヨーロッパのアンティーク食器のコーヒーポットは、
しっかりとした作りで重量もあり、見栄えのする華やかなデザインのものも多いので、
花器として使われても素敵です。